米国防総省の「炭疽菌ワクチン免疫プログラム」と題するウェブサイトに掲載された炭疽菌株の写真(撮影日不明)。(c)AFP 【6月3日 AFP】ラジオ・カナダ(Radio Canada)は1日、第2次世界大戦中にカナダが創設した最高機密の軍事研究所が、連合国軍のために炭疽菌爆弾を開発していたという新事実に関するドキュメンタリー番組を放送した。 1943年、セントローレンス水路(Saint Lawrence Seaway)の小島に作られた施設でカナダの研究者チームは、生物爆弾製造に使う目的で大量の炭疽菌を培養した。 「プロジェクトN(Project N)」と呼ばれたこの炭疽菌爆弾の開発は、原爆開発やドイツの暗号の解読とともに連合国軍の3大最高機密をなしていたと番組の制作者は主張している。 この時期、連合国軍は生物兵器による対独作戦を準備しており、当時のウィンストン・チャーチル(Winston C