私は「ステルスゲーム」が好きで、最新作はひと通りプレイするのだが、最近のゲームに導入されるフィーチャーがどうにも気に入らない。 それは「不殺」という選択肢のことだ。最近のステルスゲームでは、空手技をかけたり、麻酔弾を撃ちこむことで、敵を殺さずに進むことが出来る。 それ自体は別に構わない。主人公のイメージを良くしたり、ロールプレイの1つとして、そういう選択もありだろう。 が、問題は、大抵のゲームで「殺人」よりも「不殺」の方が、より多くの報酬や選択肢が与えられる、ということだ。 例えば、昨今の『MGS』シリーズなどはわかりやすい。 2004年に発売した『MGS3』では、ボスをスタミナキル(麻酔弾などで倒すこと)することで、様々なユニークアイテムが入手できたことを皮切りに、 2010年の『MGS:PW』『MGSV:TPP』(『MPO』)では、敵を殺さずに捕獲することで「フルトン回収」が可能になり