仮想現実(VR)はいよいよ現実のものとなってきたが、一般市場ではまだ普及していない。 VRは、数十年前からポップカルチャーのテーマであり、ショッピングモールの珍しい展示品だったが、そのわりになかなか実体を現そうとしなかった。最近の製品である「Oculus Rift」や「Project Morpheus」なども、まだ消費者の手が届きそうで届かない段階にとどまっており、発表されただけで市販には至っていない。 サムスンの「Gear VR」や(多少度合いは落ちるが)「Google Cardboard」の登場で、そうした状況が変わりつつある。ただし、ある程度までだ。いずれもゴーグル型のアドオンであり、既存のスマートフォンをVRヘッドセットに変える製品だが、市販はされているものの、まだ制限がある。Cardboardは基本的に、マニア向けのDIY概念実証といった感じの製品だ。一方のGear VRは、米国
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