大阪・ミナミの南海難波駅近くの繁華街で不発弾が見つかり、9日午前に撤去作業があった。約70年前の大阪空襲の際に米軍が投下したものとみられ、作業中は半径300メートルの区域を中心に立ち入り禁止になった。南海難波駅発着の電車も一時運休した。 大阪市によると、不発弾は米国製の1トン爆弾で、長さ1・8メートル、直径60センチ。今年3月、大阪市浪速区日本橋西1丁目の共同住宅の新築工事現場で見つかった。 陸上自衛隊桂駐屯地(京都市)から派遣された不発弾処理隊が9日午前8時ごろから撤去を開始。午前9時20分ごろに起爆装置の信管を除去する作業が完了し、午前9時36分に避難や交通規制が解除された。 周辺では、大阪市が住民約2200人に避難を呼びかけ、近くの二つの小学校に最大計114人が避難。道路も規制した。南海難波駅の南口も閉鎖され、難波駅発着の南海線や高野線も一時運休となった。午前10時ごろに再開したが、