オリックス生命保険(東京)が、同社への就職希望者ではない1万人以上に「不採用通知」のメールを送信していたことがわかった。過去5年間に採用試験を受けた人や資料請求をした人のアドレスを保存しており、11日に誤って送ってしまったという。 同社によると、中途採用者らの選考中で、不採用とした約10人に書類選考の結果を送ろうとした際、担当者が送信先の設定を間違ったのが原因としている。12日に苦情が相次ぎ、全員にメールで「ご不安とご不信を招き、申し訳ありません」などと謝罪した。 不採用通知のメールは通常、「今後のご活躍をお祈り申し上げます」などの文言が添えられていることから「お祈りメール」と呼ばれており、ツイッターには「突然お祈りメールが届いた」「不快」などの投稿があった。メールを受け取った男性は「受けてもいないのに失礼だ」と話した。