9日の東京株式市場の急落について、市場関係者の一部では「ジブリの法則が発動した」との声が聞かれた。何でも、スタジオジブリや宮崎駿監督によるアニメ作品がテレビで放映されると、株や為替など相場が大荒れになる、というのだが、果たして根拠はあるのか。真相を探った。 市場関係者や投資家が固唾をのんで見守ったのが、6日午後9時から日テレ系「金曜ロードSHOW!」で放映された『紅の豚』。といっても気にしているのは内容というより月曜日の相場だった。 そして週明け9日の東京市場は、為替が前週末から90銭超円高の1ドル=81円台半ば、日経平均株価も9500円割れ目前まで急落するなど大荒れ模様となった。 SMBCフレンド証券シニアストラテジストの松野利彦氏は「確かにジブリ作品が放映されると相場が荒れることが多かったのは事実」と語る。 そこで、最近のジブリや宮崎監督作品のテレビ放映日と株価について検証した