【読売新聞】 緊急事態宣言が25日に全面解除される可能性が高まる中、神奈川県藤沢市の片瀬海岸には24日、解除を待ちきれない多くの観光客らが県内外から集まった。沿岸の国道134号は宣言下にもかかわらず、大渋滞が続いた。 夏を思わせる青
【ワシントン=海谷道隆】多数の在キューバ米大使館員が昨年後半から今年8月にかけ、何らかの外部からの「攻撃」で体調不良となった問題で、脳内に異常が確認されたとの診断結果が6日、明らかになった。 AP通信が報じた。医学的に未知の異常といい、犯人も不明のまま事件の謎は深まるばかりだ。 米政府は、体調不良は外部からの攻撃によるものと断定。緊急要員以外の職員を帰国させ、在米キューバ大使館職員15人を国外退去させるなど、外交問題に発展している。キューバ政府は犯行への関与を明確に否定し、米連邦捜査局(FBI)の捜査情報などの開示を求めている。 体調不良を訴えた職員は24人。大半は回復し、職務復帰しているが、一部は治療中とされる。診断した医師らによると、脳の神経組織の一部に異常が確認された。
神奈川県大磯町生沢の「東の池」で、夏の風物詩として親しまれてきたハスに異変が起きている。 かつては池一面を覆ってピンク色の花を咲かせる町の名物だったが、昨年からこつ然と姿を消し、今年も花を見ることはできなかった。原因はナゾに包まれたままで、関係者らは「このままもう咲かないのではないか」と気をもんでいる。 約4000平方メートルある池は江戸時代初期に農業用水のため池として整備され、現在も利用されている。毎年夏にはハスが色鮮やかな花を付けていたが、一昨年は花が咲かず、昨年と今年はハス自体がなくなってしまう異例の事態となった。 池の水を利用する水田では稲の生育に異変はなく、水質に問題はないとみられている。県農業技術センターは、考えられる原因として除草剤の影響やアメリカザリガニやカメによる食害、低水温による生育不良などを挙げているが、詳しいことはわかっていない。 この問題は11日の町議会一般質問で
渦巻き状の殻をもつ珍しいタコ「タコブネ」が、茨城県大洗町のアクアワールド県大洗水族館で初めて展示されている。 卵を守るため雌だけが殻を作るタコブネ。8月19日、日立市沖の定置網に殻長5~8センチほどの雌15匹が引っかかっているのが発見された。生きた個体がまとまって見つかるのは珍しく、同館魚類展示課の斎藤伸輔さん(45)は「20年近く飼育員をやってきて初めて見た」と話す。 斎藤さんによると、飼育方法は確立されていないといい、流木についた状態で捕獲されたことから、水槽に竹を浮かべるなどの工夫をしながら飼育を続けている。27日には稚ダコが数百匹孵化(ふか)し、飼育員たちが繁殖を試みている。 31日時点で9匹を展示しており、稚ダコは未公開。千葉県流山市から訪れた小学5年生(10)は「呼吸をする姿がかわいい」と水槽を眺めていた。
金沢大医薬保健研究域の太田嗣人准教授と食品大手「カゴメ」の研究チームは、ブロッコリーの新芽(ブロッコリースプラウト)に多く含まれる成分「スルフォラファン」に肥満を抑制する効果があることを発見した。 脂肪のエネルギー消費を促し、肥満型の人の腸内環境を改善させる作用があるという。糖尿病や脂肪肝など生活習慣病の予防に期待される。 研究では、10匹ほどのマウスを用い、スルフォラファンを混ぜた高脂肪食を与えた群と、高脂肪食のみを与えた群などに分け、14週間にわたって体重増加を観察した。その結果、スルフォラファン入りを与えられたマウスの群は、高脂肪食のみの群に比べて、体重増加率が約15%抑えられ、内臓脂肪量が約25%減少した。 スルフォラファンは、体内に取り込まれた化学物質の解毒作用や抗酸化力があり、ガンの予防効果があることが知られている。今回の研究ではさらに、〈1〉脂肪の燃焼効果を高め、エネルギー消
多くの文化人に愛された北海道小樽市の老舗レストランバー「海猫屋」が、開業40年を区切りに10月末で閉店する。 明治末期の赤レンガ倉庫を改装した店は、直木賞作家村松友視さん(76)の小説「海猫屋の客」(1986年)の舞台になったほか、映画やテレビドラマなどのロケ地にもなり、「北の街」のイメージを定着させた。 小樽運河にほど近い、ツタに覆われたレンガ造りの二階屋。扉を開けると、薄暗い店内のテーブルは、ゆったりと食事を楽しむ観光客で埋まっていた。 <店の入口近くにカウンターがあり、その内側は狭く細ながい調理場、外側には数個の椅子がならべてある> 小説「海猫屋の客」には1980年代の店が登場するが、今も当時の面影を残している。
静岡市清水区の模型メーカー「プラッツ」は今秋にも、ミニチュア盆栽のプラモデルの販売を海外で始める。 海外で盆栽がブームであることから、手軽なインテリアとしての需要を取り込むのが狙いだ。同社によると、盆栽のプラモデルの商品化は、ほかに聞いたことがないという。 商品名は「THE BONSAI(プラスチックモデル)」。大きさはモデルとなった実際の盆栽の12分の1で、高さ4・5センチ、幅6センチ。合成樹脂製の部品を5分ほどで簡単に組み立てられるという。 こだわりは、松の木の表現だ。葉の部分は、緑色の人工繊維を手作業で付けたほか、幹の質感を本物に近づけるために、技術の高い職人が金型の原型を製作した。望月保延社長(60)は「他社ではまねできない技術を使い、幹や枝のリアリティーにこだわった」と胸を張る。 5月に静岡市で開催された国内最大級の模型見本市「静岡ホビーショー」に出品したところ、海外の人からは「
「都心から1時間で行ける“秘境”」「まるでジブリの世界」――。房総半島中部に位置する千葉県君津市にある洞窟が、人気を呼んでいる。 以前は地元の人くらいしか知らない地味な場所だったが、中を流れる小さな滝の神秘的な光景がインターネットの画像共有サービス「インスタグラム」に投稿されて話題となった。週末になると大勢の観光客が押し寄せているという。 きっかけとなった一枚の写真は昨秋、インスタグラムに投稿された。洞窟の中に差し込む日の光が、スポットライトのように岩肌と川面を照らす幻想的な“作品”だ。地名は明示されていなかったが、写真に添えられた「濃溝(のうみぞ)の滝」という言葉から特定され、徐々に知られるようになった。昨年末以降、大型連休や週末を利用して訪れる人が目立つようになり、新たに撮影されて投稿される写真も増えてきている。 インスタグラムに投稿された写真には、絶賛するコメントが多く寄せられている
アニメ「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造の声や洋画の吹き替えなどで活躍した声優の大平透(おおひら・とおる)さんが12日、亡くなった。 86歳だった。 東京都出身。ラジオアナウンサーとして活動を始め、1956年、米国のテレビ映画「スーパーマン」でスーパーマンの声を担当。字幕から切り替わったばかりの生吹き替えに苦労しながらも、魅力的な低音で一躍人気者となった。「おはようフェルプス君」で始まる「スパイ大作戦」の指令テープの声や、映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーの吹き替えも担当した。 アニメでは「おらぁグズラだど」「ハクション大魔王」の主役のほか、米アニメ「ザ・シンプソンズ」のホーマーでも印象を残した。1989年に始まった藤子不二雄(A)原作の「笑ゥせぇるすまん」は、大人向けのアニメとして放送され、喪黒の「ホオーッホッホッホッ」という不気味な高笑いが話題を集めた。そのキャラクターは、近年のウ
【ジュネーブ=石黒穣】世界保健機関(WHO)は1日、喫煙シーンのある映画やドラマについて、若者を喫煙に誘導する効果が高いと指摘する報告書を発表し、「成人向け」に指定する措置を各国政府が講じるよう勧告した。 WHOによると、子どもや青少年の視聴を見込む作品であっても、喫煙に関する規制は世界的にみられない。このため、登場人物や役者の行動に影響されやすい若者が、まねして喫煙を始めるケースが多い。 米国では新たに喫煙者となった青少年のうち、映画やドラマが直接的なきっかけとなって吸い始めた人の割合が37%に上るとの調査結果もある。 WHOは、「成人向け」指定を義務化することにより、子どもや青少年を対象にする作品には喫煙場面を盛り込めなくすることを狙っている。 宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」も喫煙場面が多く、WHOの勧告に従えば「成人向け」指定の対象となるとみられる。
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