松本市鎌田の民家にあるプレハブ小屋から6日に見つかった3遺体。亡くなったのは、この家で暮らす無職、小沢尚人さん(93)と妻郁子さん(86)、次女真砂子さん(59)だった。松本署は、経緯や死因をさらに確認している。周辺住民によると小沢さん夫妻はほとんど外出せず、世話をしていた真砂子さんについて「介護に疲れた様子だった」と振り返る声もあった。 同署によると、小屋の中で小沢さん夫婦が床に倒れており、真砂子さんは首をつっていた。 松本市高齢福祉課や近所の人によると、郁子さんは重度ではない要介護認定を受け、小沢さんも体が弱っていた。買い物や家事は、家業の印刷所を切り盛りする真砂子さんが全てこなしていた。ケアマネジャーが月1回以上訪問し介護計画の話も出たが、デイサービス利用やヘルパー派遣を受けることはなかった。 小沢さん方の隣に住む男性(79)の話では、4日ごろから小沢さん宅の明かりがついていないのを