11月の米大統領選に向けた野党・民主党の候補指名争いが3日夜(日本時間4日午前)、中西部アイオワ州の党員集会で正式に幕を開けた。再選を狙う共和党のトランプ大統領への挑戦者を決める指名争いで、今後を占うアイオワでの結果には全米が注目する。混戦必至だが、3日中(同4日午後)には大勢が判明する見通しだ。【デモイン(アイオワ州)高本耕太、隅俊之】 政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめたアイオワ州での平均支持率(2日現在)は、公的な国民皆保険の導入などを掲げる急進左派のバーニー・サンダース上院議員(78)が23%でトップ。全米レベルの支持率で首位に立つ穏健派、ジョー・バイデン前副大統領(77)の19・3%を上回った。