先週、クロスフィールズが主催する企画で、スタートアップの経営者や大企業の方々など総勢20人とともにケニアを1週間訪れた。多くの学びがあったが、その一部を「社会課題解決をめぐる潮流」という観点で自分なりにまとめてみたい。 Fintechによる貧者のエンパワーメント僕が前回ケニアを訪問したのは2007年頃だ。15年以上ぶりの訪問ということで、当然ながら多くの変化を目の当たりにした。 高層ビルも立ち並ぶ首都ナイロビの町並みまず目についたのは物理的なインフラの大幅な改善だ。当時はなかったような高層ビルが多数立ち並び、品揃えの良いモールやスーパーも街のいたるところに見られるようになった。2022年には中国の支援で高速道路も整備されるなど、ものすごいスピードで都市としての利便性が高まっている。 ただ、こうした物理的なインフラの発展以上に人々の暮らしに変化をもたらしたのは、携帯の普及とFintechの発
![ケニアで見たスタートアップによる社会課題解決の可能性と限界|小沼大地|クロスフィールズ代表](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/987907f1eed6fcd99d3ea64e4dfe3d93a8853ec6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F96824829%2Frectangle_large_type_2_ef89741c30d93a6356be18159b2992fc.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)