突然ですが、縄文時代に“上司”っていたと思いますか? 「働き方改革」が叫ばれる昨今。固定デスクの廃止やリモートワークの推奨などが進み、「会社が社員を管理する」ようなシステムが変化し始めています。 しかしそもそも、会社が存在しなかった時代って、みんなどう協業していたのでしょうか? 例えば縄文時代に上司や社長はいたの? 考古学者の岡村道雄氏に、縄文人がどう暮らし、どう働いていたのか聞いてみました。 岡村道雄(おかむら・みちお)さん。考古学者。1948年生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院修了。東北大学、東北歴史資料館、文化庁、奈良文化財研究所などで勤務。専門は日本の旧石器時代から縄文時代、埋蔵文化財保護。主な著書に『縄文の生活誌』『縄文物語 海辺のムラから』『貝塚と骨角器』『縄文人からの伝言』『やってみよう縄文人生活』などがある