富士フイルムは10月5日、高級志向コンパクトデジタルカメラ「X10」の発表会を行い、新製品を含む高画質・高級志向のデジタルカメラ製品を「FUJIFILM X」シリーズとして展開していく意向を示した。 同社代表取締役社長 CEOの古森重隆氏は今年3月より販売されたX100について、販売開始後半年で約7万台を販売、現在もバックオーダーを抱えており、年内には10万台に届くだろうと成熟化の進むデジタルカメラ市場でも高級志向製品の伸びは顕著であると強調する。新製品のX10についても、X100の流れをくむ製品と紹介した。 高級志向の「X」シリーズには固定焦点レンズにAPS-Cサイズセンサーを搭載した「X100」、新発表された4倍ズームレンズに2/3型センサーを搭載する「X10」のほか、26倍ズームレンズにEVFを備えた高倍率ズーム機「X-S1」を年内に投入する。また、既報の通り、レンズ交換式のミラーレ