ブックマーク / www.itmedia.co.jp (842)

  • 第8回 内蔵ライトのカシコイ使い方

    わたしは普段からオフにしてて、まったく使ってない。 標準では「自動」になってるので、それを「オフ」にしてやるだけでいい。「自動」のままでも、かなり暗くならないと光らないから、意識してない人も多いかと思うけど。 理由は2つある。 ひとつは「予想しないとこで勝手に光られるのがイヤ」なこと。急に光られるとこっちも撮られる方もびっくりしちゃう。特にLEDの光ってすごくまぶしく感じるから。だからどうしても光らせたいとき以外はオフ。 もうひとつは、写りが不自然になりがちだから。そもそも正面から光が当たるというシチュエーション自体が不自然だし、LEDの光は指向性が強いので中心部と周辺部の明るさの差が大きくまんべんなく照らしてくれないし、ちょっと青白いので色が不自然になることが多いからだ。 特にLEDはコンパクトデジカメの内蔵フラッシュ(キセノンガスを使って一瞬だけ発光させるもので、LEDとは根的に違う

    第8回 内蔵ライトのカシコイ使い方
  • レトロデザインの高級コンパクト「PENTAX MX-1」 国内販売決定 

    ペンタックスは4月9日、コンパクトデジタルカメラ「PENTAX MX-1」を5月3日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。 新製品はクラシカルなボディに開放F値 F1.8-2.5の明るいズームレンズを搭載した、高級コンパクト。レンズは35ミリ換算28~112ミリ相当の光学4倍ズームレンズで、レンズ構成は非球面レンズ4枚を用いた8群11枚構成。撮影モードとして、1センチまで接近できる「1cmマクロ」モードも用意する。手ブレ補正はセンサーシフトと電子式の双方を備える、“デュアル手ブレ補正”方式を採用している。 銀塩カメラをイメージさせるデザインを採用したボディは、上下カバーに真ちゅうを利用しており、使い込むほどに味わいを増す。また、レンズリングには金属素材を使用し、グリップラバーにはシボ加工を施すなど、細部に至るまで銀塩カメラのイメージで統一されている。3型/

    レトロデザインの高級コンパクト「PENTAX MX-1」 国内販売決定 
  • 1200ミリの世界を手軽に楽しめる超高倍率ズーム機 ソニー「DSC-HX300」

    “スマホにないメリットを伸ばそう”と、コンパクトデジカメ(レンズ一体型デジカメ)のズーム倍率アップが進んでいる。一般的な売れ筋製品ですら20倍前後は当たり前になり(最新「20倍ズームコンデジ」は手持ちでもブレずに撮れるか? 5モデル検証)、一眼レフっぽいデザインのいわゆるブリッジタイプでは、50倍のズーム倍率を実現するモデルも登場している。 今回取り上げるソニーのサイバーショット「DSC-HX300」もそんな超高倍率ブリッジカメラに属する製品で、レンズは35ミリ換算24~1200ミリ相当 光学50倍のカールツァイス 「バリオ・ゾナーT*」を搭載する。前モデル「DSC-HX200V」は27~810ミリ相当の30倍ズームだったので、大幅な倍率アップだ。 コロンとした丸みを帯びた外観はHX200Vをほぼ踏襲したデザインといえるが、上面のボタン形状が一部変更されていたり、再生ボタンの位置が変更され

    1200ミリの世界を手軽に楽しめる超高倍率ズーム機 ソニー「DSC-HX300」
  • 第7回 デジタルズームはどこまで使えるか

    職デジカメにあってiPhoneにないものは「ズームレンズ」だー、とばかりに各社のコンデジはズーム倍率を上げてきて、2013年のモデルたるやすげー小さくて軽いのに10倍ズームは当たり前、みたいになってきている昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 確かにiPhoneには(とりあえずiPhone5の段階では)ズームレンズは搭載されてない。撮影できる範囲は固定である(焦点距離がひとつなので、単焦点レンズといいます)。 普段はそれでもあまり困らないけど、ときどきもっとでかく、アップで撮りたいって思うことがある。 そんなときのために「デジタルズーム」機能がある。

    第7回 デジタルズームはどこまで使えるか
  • 街撮りスナップに最適なAPS-Cコンパクト ニコン「COOLPIX A」

    コンデジはハイエンドに限る、と思ってるわけである。何しろ普及型コンデジ(1/2.3型くらいの撮像素子を使ったコンデジと思っていい)とは画質が違う。明らかに違う。 ハイエンド機(1/1.7型以上のサイズの撮像素子を使ったコンデジ)で撮ったものなら、デジタル一眼のサブ機としても使えるし、ハイエンド機だとそれなりに使い勝手も考慮されてるから快適だし、スマホ(ぶっちゃけていえばiPhone)の画質が上がって手近なものを撮るくらいならコンデジとさして変わらなくなってるのだけど、ハイエンド機になるとスマホとはひと味違う写りになるので一緒に持ち歩く意味が出てくる。 そんなことを感じてるのはわたしだけでもないようで、普及型コンデジはiPhoneわれて売り上げが落ちているにもかかわらず(他にも要因はあると思うけれど)、ハイエンドコンデジはどんどんラインナップが充実して楽しくなってきたのだ。 そして201

    街撮りスナップに最適なAPS-Cコンパクト ニコン「COOLPIX A」
  • 最新「20倍ズームコンデジ」は手持ちでもブレずに撮れるか? 5モデル検証

    この春、各社から20倍前後の高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラが多数発売された。これらはいずれも強力なブレ補正の搭載をうたっているが、実際に手持ち撮影してもしっかりブレなく撮影できるのか? 実験してみた。 500ミリが片手に収まる驚き 人間は機械と違って、微動だにせず同じ姿勢でいることはまず無理である。仮に動いていないと人が思っていても、実際には呼吸など微妙な振動やシャッターボタンを押した際の動きがどうしてもカメラに伝わってしまう。カメラに振動が伝わると被写体を捉えた光の軸が記録面に対してズレてしまうので、輪郭がぼやけたり、時には何が写っているか分からない失敗写真になってしまう。 そこで、レンズや撮像素子のユニットをブレを打ち消すように動かすことで、手ブレを補正してしまおうというのが現在の手ブレ補正の仕組みだ。ジャイロセンサーが動きを検知し、瞬時にレンズやセンサーを動か

    最新「20倍ズームコンデジ」は手持ちでもブレずに撮れるか? 5モデル検証
  • 面白くて面妖な中望遠ハイエンドコンパクト 「SIGMA DP3 Merrill」

    普通、単焦点のコンパクトデジカメといえば、スナップ撮影に向いた広角系レンズを搭載することが多い。 28ミリ相当だと、シグマ「SIGMA DP1 Merrill」にペンタックスリコー「GR DIGITAL IV」、ニコン「COOLPIX A」などがあるし、35ミリ相当だと富士フイルム「FUJIFILM X100S」にソニー「DSC-RX1」、ライカ「X2」などになる。それよりちょっと長い標準レンズ系で「SIGMA DP2 Merrill」といったところ。さらに長い75ミリ相当の中望遠単焦点のコンパクトなんてまずない。 ただでさえユニークなシグマのDP Merrillシリーズの3番目として登場した「SIGMA DP3 Merrill」は、75ミリ相当単焦点の「中望遠ハイエンドコンパクトデジカメ」という、なんとも面白くて面妖なカメラだったのである。 DP1M/DP2Mに比べるとレンズが長いDP3

    面白くて面妖な中望遠ハイエンドコンパクト 「SIGMA DP3 Merrill」
  • ナミビアへの誘い その2 オットセイのコロニーとサケイの群れ

    ケープクロスのオットセイコロニー 広大なナミブ砂漠を日が沈む方へ進んでいくと、砂の海は突如として南大西洋の荒波にとって変わる。それがナミビアの西の果てだ。北に位置するアンゴラと南アフリカとに挟まれているナミビアの海岸線は、総延長1570キロメートルにも及ぶ。 樹木はおろか、草すらもろくに生えておらず、一見すると生命とは無縁とも思えてしまう海辺にも、生き物であふれている場所が存在する。ケープクロス・オットセイ保護区(Cape Cross Seal Reserve)もそのひとつだ。ここはミナミアフリカオットセイの大コロニーとして世界的に知られている。

    ナミビアへの誘い その2 オットセイのコロニーとサケイの群れ
  • 画質とスピードを高めたレトロデザインの高級コンパクト――富士フイルム「X100S」

    レンズ性能をフルに引き出す新センサー 富士フイルム「FUJIFILM X100S」は、2011年に発売された「FUJIFILM X100」(レビュー)の後継となる高級コンパクトデジカメだ。フィルム時代のレンジファインダーカメラを彷彿とさせるクラシカルなデザインを受け継ぎつつ、撮像素子と処理エンジンをリファインしている。 いちばんの注目は、同社のミラーレスカメラ「X-Pro1」や「X-E1」で培ったX-Trans CMOS技術を採用したこと。撮像素子内にあるカラーフィルターに独自の配列を取り入れることで、モアレや偽色の発生を抑える技術だ。これによって一般的なデジカメでは欠かせないローパスフィルターを省き、レンズの光学性能を最大限に引き出せるようになっている。 加えて、新技術として点像復元処理を搭載した。これは絞りを絞りすぎた際に生じる回折現象による画像のボケを目立たなくする技術だ。レンズごと

    画質とスピードを高めたレトロデザインの高級コンパクト――富士フイルム「X100S」
  • 写真で見る、世界最小最軽量デジタル一眼レフ「EOS Kiss X7」

    キヤノンが4月下旬より販売開始する「EOS Kiss X7」は、定評あるデジタル一眼レフのエントリーシリーズ「EOS Kiss」シリーズの最新製品であり、APS-Cサイズセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラとしては「世界最小最軽量」(同社)という小型軽量ボディを実現している。この新製品を写真で紹介する。なお、撮影した機材は試作機であることをご了承頂きたい。

    写真で見る、世界最小最軽量デジタル一眼レフ「EOS Kiss X7」
  • 仕事の引き継ぎを受けた人――71.2%が「不満」

    3月といえば、部署異動などの関係で引き継ぎに追われているビジネスパーソンも少なくないはず。実際にはどのような形で行われているのだろうか。 過去2年以内に引き継ぎを受けたビジネスパーソンに、引き継ぎ期間を聞いたところ「3日以内」(29.5%)が最も多く、次いで「1週間以内」(27.2%)であることが、ベストチーム・オブ・ザ・イヤーの調査で分かった。 引き継ぎを受けるにあたり問題点があったかどうかを聞いたところ、71.2%の人が「あった」と回答。問題の内訳は「十分な時間がなかった」(59.9%)が最も多く、次いで「これまでの業務もあり、引き継ぎの余力がなかった」(37.4%)、「仕事の全体像や過去の履歴が分からないまま引き継がれた」(35.6%)、「引き継ぎ資料はあったが、説明があまりなかった」(35.1%)という結果に。 業種や職種によって、引き継ぎに違い 業種や職種によって、引き継ぎの問題

    仕事の引き継ぎを受けた人――71.2%が「不満」
  • 「FUJIFILM X20」とX10をねっとり比較する

    富士フイルム「FUJIFILM X10」は実にいいカメラだった。操作がシンプルで小気味よく撮れて使ってて気持ちいい。スナップカメラとしてとてもよいデキだ。 でも、そのあとにでてきた「FUJIFILM X20」はそれをはるかにしのぐデキだったのである。何しろ、X10のコンセプトにより忠実に進化したのだ。2代目というとあれこれいろんな機能を追加して性能は上がるけど当初のコンセプトは希薄化――というのがありがちなんだけど、X20はX10のコンセプトをそのまま大きく進化させたのだ。 見た目はほとんど変わらないのに、中味は大きく先へ進んだのである。X10の完成形がX20だといっていいかもしれない。そんな感じで、X10とX20を比べてみるのだ。 新旧センサーの画質を比較 一番の違いは撮像素子が変わったこと。同じシリーズで同じ画素数ながら、いきなりこれだけ変わっちゃうのは珍しい。どちらも2/3型 有効1

    「FUJIFILM X20」とX10をねっとり比較する
  • 第162回 桜花と風景と陰影とマクロの関係

    桜が咲いたら春、って感じですな。 考えてみたら、桜ってよくできたもので、3月の終わりから4月の頭、ちょうど年度の区切りとなる頃に一斉にほわーっと咲いて何となく街が華やぎ、気分が高揚し、さあ今年がはじまるぞって気分になり、ちょいと浮かれてきた頃に、容赦なく散り、人々は否応なく現実に戻らされて、しょうがない今年も働くか、みたいな気分に落ちつくわけで、いい感じの区切りになってるのである。 そう考えるとすごいなあと。もし日中の桜が急に枯れてなくなったら、経済にも影響を与えるに違いないと思う今日このごろ。 まあ実際には河津桜などは2月の終わりから3月に満開になるし、緋寒桜のようにちょっと早めに咲く桜もあるし、東北では開花時期がもうちょっと遅いのでそれがGW前くらいにやってきたりするので一概には言えないのだけれども、戦後、街のそこかしこに大量に植えられたソメイヨシノが一斉に咲いたり散ったりしてくれる

    第162回 桜花と風景と陰影とマクロの関係
  • 写真で見る、「COOLPIX A」(実写サンプル付き)

    ニコンが3月21日より販売開始する「COOLPIX A」は、有効1616万画素 DXフォーマットのローパスレスのCMOSセンサーに、35ミリ換算28ミリ相当/F2.8の単焦点レンズを組み合わせた、いわゆる高級コンパクトデジタルカメラに属する製品だ。 ボディは最近のコンパクトデジカメとしては大柄といえる、約110(幅)×64.3(高さ)×40.3(奥行き)ミリ、約299グラム(バッテリー、メモリカード含む)の大きさだが、APS-Cサイズセンサー搭載機としてはコンパクトともいえる。仕上げには金属的な高級感があり、高級機の名にふさわしい雰囲気を醸し出している。正面には「DX」のバッジが光る。 ボタン類の配置はオーソドックス。上面には撮影モードダイヤルと電源スイッチ一体型のシャッターボタン、それに電子ダイヤル。背面液晶の左には露出補正/ISO感度/拡大/縮小の各ボタン、液晶の右には再生/メニュー/

    写真で見る、「COOLPIX A」(実写サンプル付き)
  • カメラはわずか30グラム ウェアラブルカメラ「HX-A100」パナソニックから

    パナソニックは3月13日、ウェアラブルカメラ「HX-A100」を5月1日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万円前後。 新製品は身につけることで迫力ある映像を撮影できるいわゆるウェアラブルカメラやスポーツカムなどと呼ばれるジャンルの製品だが、最大の特徴はカメラと体が分離した構造となっており、撮影時の自由度が非常に高い。 体と有線接続されるカメラ部の重さは30グラムで、パッケージには耳かけ式イヤホンのようなイヤーフックと、体を腕に巻き付けて固定できるアームバンドケースが付属しており、ヘルメットやゴーグルなどを身につけない状況でも利用できる。水深1.5メートルで30分の利用が行える防水性能と、IPX5相当の防じん性能といったタフネス性能を備えており、スポーツ時の利用にも対応する。 MP4形式で録画される映像はもちろんフルハイビジョン録画対応で、録画モードは192

    カメラはわずか30グラム ウェアラブルカメラ「HX-A100」パナソニックから
  • さっと起動、すっとのぞいて、タッと撮る――進化した軽快デジカメ「FUJIFILM X20」

    2013年のCP+で大人気だった富士フイルムの「FUJIFILM X20」。一見、ただの四角いクラシカルスタイルのコンデジだが、その気度が違うのだ。既存モデルの「FUJIFILM X10」もけっこうインパクトがあったけど、実はX20の方が気度がスゴイのである。 触ってみて素晴らしいと思ったのは3点。 ひとつめはサクサクと小気味よく動作すること。だから使ってて気持ちいい。X10の時点でかなり小気味よいカメラだったのだけど、起動もAFもさらにサクサクになり、かなりいい。 ふたつめはファインダー。搭載する光学ファインダーは、今までのコンデジにありがちな「単にズームと連動するだけののぞき窓」なだけじゃなく、ちゃんとファインダー内に情報表示があって実用的。 みっつめは画質。撮像素子はローパスレスの「X-Trans CMOS II」になって写りがよりキリッとした。この辺を念頭に置きつついきます。

    さっと起動、すっとのぞいて、タッと撮る――進化した軽快デジカメ「FUJIFILM X20」
  • Google Readerはなぜ終了? 元責任者が理由を推測

    「売り上げとコストの問題とは無関係だ」──米GoogleRSSリーダー「Google Reader」を7月1日で終了すると発表したことについて、Google Readerの元プロダクトマネージャーが米Q&AサイトのQuoraで理由を推測している。彼は、GoogleGoogle+へ注力するために2011年秋に実施したGoogle Readerのリニューアルが影響したとみている。 「なぜGoogleGoogle Readerを終了するのか」という質問に回答を寄せたのはブライアン・シー(Brian Shih)氏。起業を経て2007年9月から2011年7月までGoogleに勤務し、Google ReaderとGoogle Financeのプロダクトマネージャーを務めた。現在はモバイルゲームPocket Gemsでプロダクトマネージャーとしてゲーム開発を手がけている。 シー氏によると、Goo

    Google Readerはなぜ終了? 元責任者が理由を推測
  • 注目集める「COOLPIX A」

    デジカメプラスにて、1週間に読まれた記事のアクセス数をランキングする週間トップ10。今回は2013年3月4日から3月10日までを集計しています。 今回のアクセストップは3月下旬の販売開始が予定されているニコンの高級コンパクトデジカメ「COOLPIX A」のニュース記事でした。同社コンパクトデジカメ「COOLPIX」には「Style」「Performance」「All Weather」「Life」と4つのシリーズが用意されていましたが、新製品はいずれにも属さない「A」として位置づけられます。 撮像素子は既存COOLPIXのいずれよりも大きな23.6×15.6ミリミリ DXフォーマット(いわゆるAPS-Cサイズ)有効1616万画素で、ここに専用設計の35ミリ換算28ミリ相当/F2.8の単焦点レンズを組み合わせます。DXフォーマットの撮像素子も、単焦点レンズも、いずれも現行COOLPIXシリーズ

    注目集める「COOLPIX A」
  • “2013年型 DXフォーマット機”として進化したミドルクラス――ニコン「D7100」

    ニコンが誇るミドルレンジ一眼レフの名機、「D7000」(レビュー)の登場が2010年の9月。それ以来2年半。そろそろ次だよね、ってところで登場したのがD7100だ。 D7000の良さは出し惜しみしない高性能にあった。堅牢性や信頼感、ペンタプリズムやミラーボックスといったメカ部のクオリティはハイエンド機にかなわないけれども、幅広いニーズに答える汎用性や使い勝手の良さは特筆すべきもので、このクラスでファインダーの視野率が100%だとかSDカードを2枚差しできるというのもとても便利だったのである。今買っても普通に不満なく使えるレベル。 D7100はそのコンセプトをしっかり受け継ぎ、すべてをブラッシュアップしての登場である。当然、画像処理エンジンなどデジタル部はしっかり2年半分の進化をしているけれども、それ以上に大きく変わったのが2点。 ひとつはイメージセンサー。APS-Cサイズでは最多クラスの有

    “2013年型 DXフォーマット機”として進化したミドルクラス――ニコン「D7100」
  • センサーとレンズスペックから見る、高級コンパクトデジカメ今春の傾向

    いわゆる“高級コンパクトデジカメ”の製品が各社より登場するようになって数シーズンが経過し、一ジャンルとして定着した感がある。その定義はあいまいだが、カメラらしいスタイルのボディに固定式レンズ、それに高性能なセンサーや明るいレンズを搭載し、写真愛好家の期待に応えるモデルという表現ができるだろう。 具体的にはペンタックスリコーの「GR DIGITAL」シリーズ、キヤノンの「PowerShot S/G」シリーズ、富士フイルムの「FIJIFILM X」シリーズ(一部)、ソニーの「サイバーショット RX」シリーズ、ニコンの「COOLPIX P/A」シリーズ、オリンパス「STYLUS XZ」シリーズを挙げることができる。昨年はソニーより35ミリフルサイズセンサー搭載機「DSC-RX1」が登場し、周囲を驚かせたことは記憶に新しい。 昨年秋から今春にかけて登場した各社モデルは基的に既存モデルのスペックア

    センサーとレンズスペックから見る、高級コンパクトデジカメ今春の傾向