昨日、森見登美彦『新釈 走れメロス 他四篇』の感想を書いたわけですが、太宰治の文庫にリンクをはろうと思ってどうしても気になったのがこれ。角川文庫の「走れメロス」 なんでこれが「走れメロス」なのだ。犬じゃないか。これがメロスか。でも紐でつながれてるからセリヌンティウスのほうか。 他の文庫はちゃんとしている。新潮文庫はこれ。 いかにも「文学です!」って感じ。 他の太宰作品も見てみると、どうも角川文庫の太宰治だけおかしな感じなのである。先日感想をかいた天久聖一『味写入門』を彷彿とさせる味写ぶりなのだ。 せっかくなのでいろいろ並べてみます。 「女生徒」 まぁ、まだわかる範囲。 「斜陽」 子供笑ってるけど、ここどこだろう。すごい真っ暗。 「晩年」 めっちゃ子供だけど晩年。なんかビール瓶もってる。体は子供、頭脳は晩年なのか。 「愛と苦悩の手紙」 あー、苦悩してる。してるけど、手にしているのは「グリコ
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