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ブックマーク / newsweekjapan.jp (3)

  • 日本を滅ぼすのは外人じゃない

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 現代社会において、移民ほど重要な問題はない。最近、私はそのことを改めて痛感した。 ある夕会で、フランス人の客人2人が日経済について激論を交わし始めた。在京14年のエコノミストは、日には若い世代が少ないため「日が将来生き残るには移民を受け入れるしかない」と主張した。すると、日で24年間銀行員として働いた経験のあるもう1人が、にべもなく言い返した。「だが、ヨーロッパの将来にとって最大の問題も移民だ」 グローバル化は、すべての文化的、人種的、地政学的な壁を取り払ってくれると思われた。200年前のフランス革命が掲げた夢、つまりすべての人間が共通のルールの下で暮らす時代がようやく到来した、と。 世界の国々は、異なる文化や人種の人々が互いに高め合いながら平和に暮らすカリフォルニア州のようになるだろう。そうなれば、「世界規模の移住傾向」にはばかることなく抵

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  • 『サウスパーク』がサリンジャー追悼! 「げろげろ畑でつかまえて」

    サリンジャーは生前、自分の小説映画を許可しなかった。『フィールド・オブ・ドリームス』映画化の時も、原作どおりサリンジャーを登場させることはできなかった。 でも、今はどうなんだろう? 遺書には「映像化を永遠に禁じる」とか書いてあるのかな? 3月21日にアメリカで放送されたTVアニメ『サウスパーク』はサリンジャーがテーマだった。 「今日はみんなにこのを読んでもらいます」 サウスパーク小学校のギャリソン先生は段ボール箱いっぱいの『ライ麦畑でつかまえて』を持って4年生の教室に現れた。 「読書かよー。オレ、大っ嫌い」 勉強嫌いのカートマンが文句を言うが、先生は続ける。 「これは今まで教育委員会に禁じられていたです。言葉が強烈です。今でも図書館によっては置いていません」 「先生、これって、読んだ奴が人を殺したってですか?」 主人公のスタンが尋ねる。 「たしかにジョン・レノンを殺した犯人はこの

    『サウスパーク』がサリンジャー追悼! 「げろげろ畑でつかまえて」
  • 10本に増えたアカデミー作品賞候補枠は全部埋まるのか?

    アカデミー賞の最優秀作品賞の候補の数は今まで5だったが、来年2月に発表される候補作は10に増えるという。 「我々はもっと広く網を投げるつもりだ」 今年6月、アカデミー協会のシドニー・ゲインズ会長が、候補作品数を増やす意向についてこう語った。 会長によると、理由のひとつは『ダークナイト』だという。 『ダークナイト』はアメリカン・コミック『バットマン』シリーズの映画化だが、実存主義的な問いかけを残す傑作だった。去年の上半期に公開されたアメリカ映画では、この『ダークナイト』と、ロボットの恋愛を通して人間が生きる意味を問うピクサーのアニメ『ウォーリー』、この2つだけが、アカデミー作品賞候補に選ばれるだけの「質」を持った作品だった。 そのほかは全部、要するに、その......子供だましか失敗作だったのだ。 その後、『スラムドッグ$ミリオネア』や『ミルク』などの優秀な作品が公開されて作品賞候補もな

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