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ブックマーク / simplydead.blog66.fc2.com (3)

  • Simply Dead 『セックス・クラブ』(2008)

    『セックス・クラブ』 原題:Choke(2008) 傑作。いや、傑作というほど大上段に構えた作品ではなく、実に奥ゆかしい佇まいの小品なのだけど、これが素晴らしくよくできた、笑えて泣けるヒューマンコメディなのである。サイテーな邦題のおかげで分かりづらいかもしれないが、作の原作はチャック・パラニュークの小説『チョーク!』。デイヴィッド・フィンチャー監督の『ファイト・クラブ』(1999)に次ぐパラニューク作品の映画化で、はっきり言って製作費や物語のスケールの面では、こちらの方が段違いで小さい。しかし、原作のエッセンスを的確にすくいとったという点では、全く引けをとらない快作に仕上がっている。パラニューク・ファンは必見だ。ちなみに「Choke」とは、のどに詰まるという意味で、もちろん貴方の想像どおりフェラチオのイメージも含んでいる。 誤解を招くといけないので先に言っておくが、作は他のチャック・パ

  • Simply Dead 『母なる証明』(2009)

    『母なる証明』 原題:마더(2009) 英語題:Mother 面白かったし、凄いとは思うんだけど……何か釈然としないものが残る映画だった。もちろん映画好きなら必見の作品だし、ハッキリ言って「今、ポン・ジュノの新作を観に行かないやつはバカだ!」と言い切れるほど、この監督はもはや世界レベルで目が離せない作家であると思う。さらに、これほど賛否両論が分かれる作品もないだろう。その評価は、ぜひ自分の目で観て決めてほしい。ぼくも、観るまでこんな後味を持ち帰る映画だとは思わなかった。 (以下、映画全体の印象に触れているので、未見の方はご遠慮ください) ポン・ジュノという人は『殺人の追憶』(2003)にしろ『グエムル ─漢江の怪物─』(2006)にしろ、自分の手に余る題材に敢えて挑んで、その上で自分のヘンテコな持ち味に力業で引き寄せてしまうところが大きな魅力だった気がする。しかし、今回の『母なる証明』は、

  • Simply Dead 『グッド・バッド・ウィアード』(2008)

    『グッド・バッド・ウィアード』 原題:좋은 놈, 나쁜 놈, 이상한 놈(2008) 英語題: The Good, The Bad, The Weird 四の五の言わずに今すぐ劇場に走れ! と言いたくなる無国籍アクション活劇の大傑作。近年これほどスクリーン映えする映画は他になかったのではないだろうか(強いて言うなら『ダークナイト』ぐらいか)。その画面が持つ奥行きと広がりは比類なく、はっきり言ってテレビやパソコンの画面で観ても「そんなの観たことにならねえよ」と断言できる痛快作である。いまや劇場館数や上映回数もグッと減りつつあるらしいが、このチャンスを逃してしまうほど勿体無いことはない。とにかくできるだけスクリーンサイズが大きく、なるべく音響設備のいい劇場で、絶対に前の方に座って観てほしい。以上! とまあ、そのくらいのことしか当は言いたくないのだけど、それでもまだ腰が重い人のためにもう少しだ

    Elephant_In_Tha_Pants
    Elephant_In_Tha_Pants 2009/10/17
    今のトコ今年のNo.1アクションエンターテイメント。
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