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ブックマーク / blog.unfindable.net (1)

  • バベルのコンピューター | 配電盤

    文学の可能性を追求し、戦い続けている平野啓一郎の作品集『滴り落ちる時計たちの波紋』。 最後の短編「バベルのコンピューター」が特に興味深い。この短編では、イゴール・オリッチの同名のメディア・アート作品「バベルのコンピューター」が紹介されている。オリッチの作品は、ボルヘスの「バベルの図書館」(『伝奇集』に収録)を再現する試みである。ただし、完成した結果が作品となるのではなく、再現過程が作品である。 オリッチは、前述のインタビュー・ヴィデオの中で、「何度やってみても、うまく『図書館』の絵を描くことができなかった」と苦笑していたが、実際に「図書館」の構造の説明は、かなり不親切ではある。(平野の注釈9) 「バベルの図書館」の絵を見たい向きは『The Library of Babel』を。 平野の解説によれば、「図書館」と「コンピューター」の違いは、前者が80桁x40行x410ペイジを1単位としている

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