WEB版 月刊PHILLY (8月号) フィリー・ソウルに所縁のある著名人にお話を訊く「月刊フィリー」掲載のインタヴュー、このWeb版では冊子には収められなかった発言を含めた拡大版としてお送りします。第4回目は、人気コミック・シリーズ『TOKYO TRIBE』でお馴染みの漫画家で、ブラック・ミュージックにも造詣が深い井上三太氏。ニュー・ジャック・スウィング期のサウンドを愛する氏ならではの視点で、フィリー・ソウルを含めたR&Bの魅力を、まさに絵を描くようにリアルに語っていただいた。 WHY I ♡ PHILLY 井上三太 やっぱり、いい音楽って、〈Time Will Tell〉(=時間が経てばわかる)っていうか、残っていくと思うんですよ。 ――まず、ブラック・ミュージックを好きになったキッカケを教えてください。 井上三太(以下、井上): キッカケはレンタル・ヴィデオ/CD屋でバイトしてたこと