これまで私が prototype.js の拡張を行ってきた中で、JavaScript という言語に対する姿勢について明確に述べたことは無かったかも知れません (英語版では少し触れたんですが)。なので、いささか唐突ですが、ここで改めて (かつ少々乱暴に) 表してみようと思います: 「JS が基づいているところの『プロトタイプ・ベース』という OOP の方法論について、私はほとんど無知だし、知ろうとも思っていない」 というようなものになります。 ついでに言いますと、私の prototype.js の拡張は、元々 Ruby に強く影響されている prototype.js を、さらに Ruby 的な方向へ (したがってクラス・ベース的な方向へ) 押し進めるのが目的になっています。 つまり、「プロトタイプ・ベース」という概念をできるだけ意識せずにすむようにしたい、という思いが少なからずあるわけです