日本にはセレブが居ない。その代わり中産階級の層が厚い。医者、弁護士、一流企業勤めなどのプチ金持ち。彼等が良いお客さん。そして日本にラグジュアリーブランドが無く、「やや高級路線で知的な好奇心をくすぐるたぐいのブランド」しか育たないのは、そんな理由から。 そのため「儲かる仕組み」が作れない。「ブランドの上がり」が存在しない。常に勝負し続ける不安定な状態から抜け出せない。ルイヴィトンには永遠になれない。 海外のアヴァンギャルドと呼ばれているブランドでも、実際はライセンス商品というのを結構やっている。ヴィヴィアンなんて、イトーヨーカドーで売られている汗ふきミニタオルにまで名前を貸している。「何がパンクの女王だ!絶望した!」 でもそれは決して恥ずべき事ではない。クリエイティブだけで利益を出そうとする日本のブランドがただ異常なだけだ。ファーストラインはイメージを見せる為のもの。トントンぐらいで良い。あ