実にショックだった。東京女学館大学(東京都町田市)が来春の新入生の募集を停止し、在校生が卒業する2016年3月をもって閉校するという。4月30日付の日本経済新聞が報じた。 少人数教育であること、キャリア教育に強いことで知られる同校の閉校を通じて考えるべきことは何なのだろうか。 同校は2002年に短大を改組して生まれた。国際教養学部のみの女子単科大学だ。 特色の一つは、徹底的な少人数教育である。1学年の定員は100名程度だ(ただ、11年連続で定員割れが続いており、この4月は52人だったというが)。 普段の講義も20名以下で行われ、コミュニケーションを重視し、大学1年の頃から徹底的に「読み、書き、聞く、話す、考える」ということに取り組む。 日本の大学が問われているのは、4年間でどれだけ学生の能力、意欲を伸ばすことが出来るかということだ。4年間の付加価値が問われるわけである。大学のランク、文系、