2023年9月24日から翌25日にかけて、世界の多くの地域で赤いオーロラが夜空を染めました。 通常、オーロラと言えば緑色が印象的なため、今回のような真っ赤なオーロラは非常に珍しい現象です。 古い時代の人たちは、この赤いオーロラを悪いことが起こる前触れであると恐れたようですが、現代の科学ではこの赤いオーロラは強力な太陽嵐が原因と説明されており、比較的緯度の低い地域でも肉眼で見ることができます。 そのためこの珍しいオーロラは、ヨーロッパをはじめ、北アメリカなど北半球の多くの地域で確認され、多くの人々がその幻想的な光景を撮影し、X(旧Twitter)に投稿しています。 今回は、この赤いオーロラがどのように発生するかの解説とともに、世界中でどのように観測されたのかを紹介していきます。 ‘Holy Grail’ of Northern Lights Just Turned The Sky Blood