平成30(2018)年12月20日、能登半島沖のEEZ(排他的経済水域)で、韓国海軍の駆逐艦から海上自衛隊のP-1哨戒機に向けて、火器管制レーダーが照射され、両国の間で非難の応酬が続いている(12月31日現在)。 韓国側は、遭難した北朝鮮の漁船をレーダーで探索していたと主張しているが、何やら怪しい。少なくとも今回の事案で、海上自衛隊の哨戒機側に、非はなさそうだ。韓国側の二転三転する苦し紛れの言い訳が、今後どうなっていくか、楽しみではある(意地の悪い見方だが)。
尖閣問題への抗議に抗日戦争勝利記念集会。舞台が中国、韓国なら理解も及ぶが、太平洋を隔てた カナダなら異質さは際立つ。その背後には、「チャイニーズ・フリーメイソン」を 名乗る、本家「フリーメイソン」との思想上の関係はない、謎の秘密結社が見え隠れしていた。ルポライターの安田峰俊氏がレポートする。 * * * 「われわれカナダ華人の歴史は200年以上に及ぶ。だが、ここにやってきた日本人はお前が初めてだ」 初冬のカナダ西海岸、ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバー市内中心部のチャイナタウン。1909年に建てられたビルの一室で、革命の父・孫文を祀る祭壇を背景に男が呟いた。彼の名はヒルバート・イウ(姚崇英)。グレート・バンクーバー地域の華人系コミュニティを仕切る組織「中華会館」の理事長だ。 付近一帯は市内で最も治安が悪い。表通りまでマリファナの匂いが充満し、建物の壁はスプレーの落書きだらけだ
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