【1月17日 東方新報】「男尊女卑」や「男らしさ」の思想から解放され、「良い男性、夫、父親になる」ことを学ぶ「男徳班(男性の道徳クラス)」が中国で昨年9月にスタートした。 取り組みを始めたのは、社会学・ジェンダー学者の方剛(Fang Gang)さん。「『男らしさ』の弊害」「家事・育児のスキルを高める」「ドメスエティックバイオレンス(DV)の原因」「思春期の子どもと仲良くする方法」などのオンライン講座を開いている。「男は泣いてはいけない」という伝統的価値観に対し「涙のススメ」を説き、妊娠中の女性への理解を深めるため、おなかにバスケットボールをくくりつけ、しゃがんで地面の物を拾うプログラムも取り入れている。 方剛さんは「ジェンダーの固定観念を超えて、男性の特権意識を取り払いたい」と説明。また、自身が子どもの頃に「男らしくない」「弱虫」と言われた体験から、「男性自身も『男らしさ』から解放される必