僕はここでやや否定的に扱われている、共感の話が好きなんだ。 この看護師の人が書いているマチアプの話やおばあちゃんの話についても、そのときどんな感情だったかとか、なんでそう思ったのかとか、いくらでも聞いてみたいところがあると思ったよ。少しずつ話の密度が上がっていくなかで、その人の考え方や大切にしているものが分かってくるよね。 なにより、その人の中でまだ整理のついていないことや意外な角度で話を広げることができたら、会話の熱気がお互い上昇していく瞬間があるんだよね。 その人の価値観を大きな家に例えると、誰でも入れてもらえる客間には一見刺激的なものはないんだけど、ふとしたときその人もほとんど入ったことのない奥の隠れた部屋を見つけることがあって、その部屋に二人でそおっと入っていくときに快感を覚えるよ。 客間にお邪魔してすぐに「この人はつまらない人だな」と思ったらすぐにお暇させてもらっている。

