講談社ノンフィクション賞、受賞作品 2007年刊行。講談社の文芸誌「群像」の2006年11月号~2007年1月号にかけて連載されていた作品をまとめたもの。筆者の原武史(はらたけし)は1962年生まれの政治学者。先日エントリを書いた、『レッドアローとスターハウス』に続いて二冊目の著作紹介となる。 『滝山コミューン一九七四』は、第30回の講談社ノンフィクション賞を受賞している。同時受賞作に、西岡研介『マングローブ テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』、城戸久枝『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』がある。 滝山コミューン一九七四 作者:原 武史 講談社 Amazon 講談社文庫版は2010年に刊行されている。解説は作家の桐野夏生(きりのなつき)が担当している。 この書籍から得られること 1970年代の学校現場の雰囲気がわかる 集団至上主義教育の思想的背景がわかる 内容はこ