機械の母、工作機械を創る -1 「工作機械」は、鉄鋼や金属を思うままに削って、機械の部品を作り出す。 新たな機械を作るための、「機械の母」と呼ばれる。 いろんな型式がある。 もっともポピュラーな「旋盤」は 、工作物をチャックで掴んで高速に回転させ、刃物を脇からあてがって削る。円筒形などのような「回転対称体」が削り出される。刃物の送りをうまく制御すると、円筒表面や内面にネジを削り出すこともできる。 どんな機械工場にも必ずあって、以前はよく、町工場をのぞきこむと、旋盤の活躍するさま、回転する鉄塊に刃物が押しつけられて、竜巻のようなクルクルとねじれた削り屑がうっすらと油煙を上げながら出てくる中に、ピカピカ光った円筒が削り出される光景、を見たものだが、最近はどうなのだろうか。 三菱重工業(株)広島精機製作所に、 記念品として展示されている 「コーハン400」型 旋盤 もっとなじまれている