土佐清水市の冬の味覚マンボウを売り出そうと、同市内の水産業者らが魚肉を使った料理の商品化に取り組んでいる。これまでに団子や混ぜご飯のもとなど4種類を考案した。このうち何点かが、12月に県内の量販店などに並ぶ予定だ。 マンボウは12月から翌年6月ごろにかけて、同市沖の大敷き網によく入る。地元では冬の味覚として、煮付けや天ぷらで親しまれている。 商品化は同市窪津の水産業者らが企画。市や窪津共同大敷組合、土佐清水商工会議所なども参加して今年7月、「足摺マンボウ協議会」(福岡慎吾会長)を設立。県と市の補助を得て料理の開発を続けてきた。 マンボウ団子は魚肉とタマネギを刻み、豆腐やかたくり粉などを混ぜて揚げた。空揚げとともに「ビールのつまみにぴったり」と好評だ。 混ぜご飯と丼のもとは、それぞれパックに入れて販売。加熱してご飯に混ぜたり、ご飯の上に載せるだけで食べられる。混ぜご飯のもとは、ゴボウやニンジ