2024年5月7日のブックマーク (1件)

  • 謎解きの結果ではなく過程を味わうべき記者ど根性物語 『ある行旅死亡人の物語』読後感 - 脳内お花畑を実現するために

    ある行旅死亡人の物語 作者:武田 惇志,伊藤 亜衣 毎日新聞出版 Amazon 行旅死亡人とは、身元がハッキリしなかったり、身寄りがなく遺体の引き取り手がなかったりする死人のこと。字面からは、あてもなく彷徨った末に、見知らぬ土地で行き倒れて死んでしまった、なんて人がイメージされるが、遺体の引き取り手がない、という条件に関しては、きちんと家があっても相当する。一人暮らしで身寄りもない老人が、自宅で孤独死していた、なんて場合も行旅死亡人に当たるのだそうだ。 著者の一人武田氏は、共同通信の記者で、標題の書の元になった記事を書いた当時は遊軍記者、すなわち、自分でネタを拾って記事にするという役割を担っていたそうだ。ネタ探しの日々の徒然に、連日チェックしていたのが行旅死亡人のリストだったそうで、死亡時の所持金ランキングという、ちょいとこんな個人情報晒していいのかい?という思いもよぎるランキングを見てい

    謎解きの結果ではなく過程を味わうべき記者ど根性物語 『ある行旅死亡人の物語』読後感 - 脳内お花畑を実現するために
    Eyoichi
    Eyoichi 2024/05/07
    記者の取材の労苦と取材対象へのアプローチに際してのど根性を垣間見た一冊の読後感です。ブログ、書籍ともにご一読願えれば幸いです。