自民党の豊田(とよた)真由子衆院議員(42)が秘書への暴行疑惑報道を受けて離党届を出した22日、地元の衆院埼玉4区(朝霞、志木、和光、新座)では動揺が広がった。 この日夕、埼玉県新座市東北2丁目の豊田氏の事務所のドアは閉まり、室内では電話が鳴り続けていた。 豊田氏の選挙を手伝ってきた小池秀夫・新座市議は「本人は頑張り屋でよく地元を回る。秘書がついてこられないのかもしれないが、暴言はひどい。離党は当人の責任で仕方がないが残念」と話した。自民を支持しているという同市の会社社長(58)は「子育てもあるからストレスがたまったのかな」と思いやり、事務所の近くに住む女性(78)は「私たちを裏切ったという思い」と話した。 豊田氏は千葉県出身で元キャリア官僚。2012年衆院選で自民県連の公募に応じて立候補し当選した。 元選挙事務局長の男性は「明るくておもしろい性格だが、厳しい人で秘書からは怖がられてはいた