◆阪神4―9オリックス(5日・甲子園) 関西ダービーの勝ち越しも、岡田監督の怒りを収めてはくれない。「また、やってしもたな。笑われるよ。あんなん野球ちゃう」 指揮官が目をつり上げたのは、城島の挑発的な態度だった。オリックスが5点のリードで迎えた9回2死。右前安打で出塁した城島は、一塁ベース上で、山脇三塁ベースコーチに向かいオーバーアクションで「走っていいか?」というジェスチャーを繰り返した。コーチは控えるような態度を見せたが、それでも桜井の1ストライクからの2球目にスタート。あざ笑うかのように二塁を奪った。 伏線は4日の試合で5点リードにもかかわらず、藤川俊が“二盗”したことだ。タブーとされている大量リードしている側の盗塁に、岡田監督は「一番アカンことをしたな…」と激高したばかり。状況は逆だが、城島の“盗塁”が、オリックス側を小バカにするように映ったようだ。 「(阪神に)やり返すって