「週刊現代」(講談社発行、東京都文京区)と「週刊ポスト」(小学館発行、千代田区)が相次いで掲載した女性器をかたどったアート作品の写真について、警視庁がわいせつ図画陳列罪などにあたる恐れがあるとして、両誌編集部に対し、今後、掲載を取りやめるよう口頭で警告していたことがわかった。 同庁が、警告対象としたのは、石こうで女性器の型を取った英国人アーティストの作品の写真掲載。週刊ポストは8月17・24日合併号などで作品や制作途中の半裸のカラー写真などを、週刊現代は9月15日号と22・29日合併号で、同様のモノクロ写真などを掲載した。 同庁は、作品自体について「性器そのものと何ら変わりなく、わいせつ性が高い」としたうえで、両誌が不特定多数の出入りするコンビニ店などで広く販売されている点を重視し、「影響が大きい」と判断。9月、両誌の編集長らを同庁本部に呼び、今後の掲載をやめるよう警告した。