自社が運営するインターネットの通販サイトに児童ポルノの写真集などを掲示し販売を手助けしたとして、ネット通販大手「アマゾンジャパン」(東京都目黒区)の本社などが、児童買春・ポルノ法違反(販売ほう助)容疑で愛知県警に家宅捜索された事件。国内では、ネットを通じて十八歳未満の子どものわいせつな写真集やDVDを販売したり、画像を公開したりして摘発される事例が相次いでいる。 先進国の中で、日本は「児童ポルノ天国」とやゆされる。警察はサイバーパトロールを強化し、全国一斉で取り締まるなど対策に乗り出しているが、増加傾向に歯止めがかからない。 警察庁のホームページによると、二〇一四年上半期に摘発された児童ポルノに関する犯罪の件数は過去最多の七百八十八件。そのうち画像をネットの掲示板に掲載したり、通販サイトで関連商品を売買したりするなど、約八割がネット関連だ。 被害者の数も過去最多で、専門家は「スマートフォン