27日に文部科学省の検定に合格した文英堂の高校・コミュニケーション英語3の教科書に、沖縄の郷土料理「豆腐よう」を「放射性廃棄物のよう」と表現する内容が掲載されていることがわかった。 文英堂は「誤解を与える表現で不適切だった」として、修正する方針を明らかにした。 この教科書では、英国人旅行者が沖縄を旅した様子を英文で描いており、「豆腐よう」を食べた際の感想として「ブルーチーズと放射性廃棄物を足して2で割ったものを食べたよう」と表現していた。文英堂によると、原文は長さなどを調整するため改変したが、「放射性廃棄物」の表現は変えていなかった。文科省の審議会でも、修正意見は出ていなかった。 豆腐ようを研究する琉球大の橘信二郎准教授は「食品の味を表現するには不適切な表現だし、こうした表現が教科書に載れば、高校生に間違った印象を植え付ける」と指摘した。