在日朝鮮人 | 00:18 | 梶村秀樹は「在日朝鮮人にとっての国籍・戸籍・家族(上)」(『梶村秀樹著作集第6巻』253頁)において次のように述べている。 在日朝鮮人とは、1910年日本帝国主義の朝鮮植民地化とともに好むと好まざるとにかかわらず、朝鮮(当時の呼称では大韓帝国)の国籍を奪われて日本国籍を強要され、1945年日本の敗戦後は、また自己の意志にかかわらず、日本に永年住んでいようとどうであろうと自動的に日本国籍をとりあげられた人々である。 現在の在日朝鮮人が1910年にはまだ形成されていなかったという理由によって、日本敗戦後の「日本国籍をとりあげられた」問題にこそ在日朝鮮人問題の急所があると思っている人がいるかもしれない。この立場にたつ日本人が(とりわけ在日朝鮮人に対して)植民地支配の責任を考えていると称する場合、それはおそらく次のようになるのではないか。 きみたちもかつては日本人