エリクソンは、人体を通信ネットワークの一部としてデータを送受信できる技術コンセプト「Connected Me」を発表した。デモンストレーションでは、人体を伝送路に使い、スマートフォンとデバイスの間で、6~10Mbpsの通信速度を達成した。 データの伝送には、特別なデジタル回路が実装されたスマートフォンとデバイスを使用。送信機の電極で電圧を変調し、受信機の電極で電位の変化を検出することで送信される。その際、電位の変化に並行して、ごく少量の電流が人体を流れる。物理的には、「容量性カップリング」と呼ばれる現象が利用されている。 ▼Connected Meの概要(エリクソン・ジャパン提供) ※一部。全体はこちら 人体に対する危険性については、「使用する電力レベルは低いので、危険はない」(報道発表資料より)としている。なお、ラボ・キットはICNIRP(国際非電離放射線防護委員会) が策定し、WHO