コミックとらのあなを運営する(株)虎の穴の平成20年6月期(第12期)業績は売上げこそ2桁増としたものの、前期損益修正損などで特別損失が膨らみ、最終利益は赤字となった。 売上高は前年比15.7%増の171億8500万円となり、創業以来初の170億円台にのせた。吉祥寺店(120坪)の新規開店やなんば2号店(42坪→139坪)の移転増床、三宮店(42坪→169坪)の増床に加え、ライトユーザー増加で既存店も健闘、通販部門も同17.5%増と大幅に伸びたことで、売上げが押しあげられた。 業容拡大に伴う人件費の増加やシステム投資などで販管費が同19%増となった結果、利益面を圧迫した。営業利益は1億9700万円(前年比32.0%減)、経常利益は1億5500万円(同29.0%減)となった。在庫の計上ミスを前期損益修正損に繰り入れたため、当期純損失は2億1300万円となった。 分野別の売上高は次の通り。 ▽