TPP=環太平洋パートナーシップ協定を巡り、今回、日米の事前協議で合意された内容です。 自動車分野では、日本の車の流通制度やエコカーを対象にした補助金制度などについて、TPP交渉と並行して日米間で別に交渉していくことになりました。 交渉の対象となるのは、輸入車によって自国の自動車メーカーが打撃を受けた場合に発動する「緊急輸入制限措置」、自動車の輸入や販売で政府が規制を策定する際の手続き、環境や安全の基準、書類だけの簡易な審査で外国車の販売を認める制度の拡充、電気自動車などエコカーの輸入、販売で外国車を差別的に扱わないための枠組み、自動車の流通制度、エコカーなどを対象とした政府による補助金制度など9項目を挙げています。一方、アメリカが日本車にかけている関税については、TPP交渉で認められる最も長い段階的な引き下げ期間で撤廃され、かつ最大限に後ろ倒しされるとして、可能な限り猶予期間が設けられる