県内の中学3年生を対象に24、25の両日に実施された「県中学校共通テスト」を前に、熊本市立中の1クラスで数学の過去問題を解かせる際、教諭らのミスで本年度の問題を配布していたことが26日分かった。 共通テストの結果は進路の判断材料となり、高校入試の受験校決定に最も重要なテストとされる。このクラスには26日、代替問題のテストを実施。共通テストと両方の結果を志望校判定に反映させる。 熊本市教育委員会によると、本年度の問題は学校の金庫に保管。テストの準備のため、23日朝に進路指導主事の女性教諭が金庫から取り出して各教科ごとに人数分を仕分けした後、過去問題として残しておく余部を過去問題用のファイルにとじた。 その日の午前、クラスの教科担任の男性教諭が過去問題用のファイルから誤って本年度の問題を取り出し、クラスの人数分を印刷して配布。テスト終了後、自己採点用の標準解答を配る際に本年度の問題と気付き、問