山形ハワイドリームランド:続 1966年(昭和41年)頃から徐々に飯田の田園に姿を現し始めた巨大な建物は 黒川紀章デザインの総合レジャーランドだった。茅葺き屋根の並ぶ農村とのギャップは あまりにも大きく、当時は「何故ここに?」との印象が強烈であっただろう。 建設中 現在の飯田5丁目に当たる場所に聳えていたこの壮大な建物の痕跡は 現地を探しても完全に消滅しており、当時の様子をうかがえる物は何もない。 まさにその存在さえ夢であったのではないかとさえ思える「ドリーム」ランドである。 動物園、水族館、観覧車、ゴーカート、ボウリング、温泉・・・ 多種多様な施設の中でもなんといっても中心施設はプールであった。 これがドリームランドの最大の強みであり、同時に冬期には最大の弱点になった。 当時の管理人はこの建造物の冬期の管理には大変苦労していたらしい。 ドーナツ型の建物は、開放的である反面、悪天候には全く