★唐突に記者団の前に現れて桜を見る会についての釈明をした首相・安倍晋三。これで説明責任を果たしたなどとは誰も思わない。国会や記者会見から逃げ切れれば何とかなると思ったのは7年間の成功体験からだろうが、国民や与党内からも権力のやり放題の限界ではないかとの声が聞こえる。真っ先にかばった自民党幹事長・二階俊博や公明党代表・山口那津男ももうだんまりだ。 ★焦点は桜を見る会の私的運用と前夜祭の会場となったホテルニューオータニでの金銭の扱いに移ってきた。8日、参議院予算委員会で共産党・田村智子がこの問題の質問に立ち、11日夜には首相は首相補佐官兼秘書官・今井尚哉の叔父で元経団連会長、現在ホテルニューオータニの取締役・今井敬と会食しているなど、口裏合わせともとられかねない行動も明らかになっている。 ★この動きに年明け冒頭解散を警戒する向きもあるが、自民党内も現実的には総辞職も頭の片隅にあるのではないか。
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