安倍晋三首相は14日夕、首相官邸で開いた記者会見で、7月下旬に開幕する予定の東京五輪について、「我々としては、(新型コロナウイルスの)感染拡大を乗り越えてオリンピックを無事予定通り開催したい」と述べた。安倍首相は、3月26日に福島県で始まる国内の聖火リレーの出発式典に自ら立ちあう考えも示した。 質問する記者を指名する安倍晋三首相 東京五輪をめぐっては、トランプ米大統領が12日午前、「彼らは1年間、東京五輪を延期するかもしれない」「無観客でやるよりもいい」と話した。 トランプ氏と安倍晋三首相は13日午前に約50分間、電話で協議。日本政府によると、首相は「コロナウイルスとの闘いに打ち勝って、五輪を成功させたい」と伝えた。菅義偉官房長官は記者会見で「準備を着実に進めていく考えに変わりはない」と強調した。