中古車販売大手のビッグモーターが保険金を不正に請求していた問題で、一部の従業員に対して行った第三者委員会の調査に対し、4人に1人が「不正な作業に関与した」と回答していたことが分かりました。 ビッグモーターを巡っては、ゴルフボールで車体をたたくなどの手口で修理費用を水増しして保険金請求していたことが第三者委員会の調査で判明しています。 第三者委員会が修理を担当する従業員382人に聞いたところ、104人が「不正な作業に関与した」、68人が「不正な作業への関与を見聞きしたことがある」と答えていたことが新たに分かりました。 委員会は「現場レベルでは不適切な行為が蔓延(まんえん)していた」と指摘しています。 さらに、一方的な降格処分も頻発していて、「経営陣からの指示に従い、これを忖度(そんたく)するいびつな企業風土が醸成されていた」としています。
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