老神温泉「吟松亭あわしま」の総支配人になったミャンマー出身のヌンネイパーさん=沼田市内で2024年2月16日午後0時3分、庄司哲也撮影 群馬県沼田市の老神温泉の老舗旅館「吟松亭(ぎんしょうてい)あわしま」=津谷弥(つたに・わたる)社長=の総支配人に、ミャンマー出身のヌンネイパーさん(31)が就任した。同ホテルで仕事を始めてから3年半で、フロント係から抜てきされた。「まだまだ足りない部分も多いと思いますが、どんどん勉強してリピートしていただけるお客様を増やしたい」と意気込んでいる。 ヌンさんはミャンマー北部のザガイン地域の生まれで、少数民族のチン族。現地の大学で地理学を学んだ後、シンガポールの家庭で家政婦として働いた。その家庭が日本好きだったことが、来日のきっかけとなった。「日本の映像を見たり、子どもたちと一緒に簡単な日本語を学んだりするうちに興味を抱いた。本格的に日本語を勉強したいという気