■連載「議会は踊る」 「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」という発言が、さざなみではなく大波となって世論を飲み込んでいる。 発言をしたのは高橋洋一・内閣官房参与。内閣官房参与とは、「優れた識見を有する」方を内閣総理大臣が直接任命するものとなっている。2014年〜2020年にかけて鶏卵業者から現金を受け取っていた西川公也元農水大臣が務めていたポストでもある。 その「さざ波」発言を巡って、まさに今日(5月13日)、国会が紛糾している。 高橋洋一氏の招致を求めた立憲民主党・日本共産党に対し、与党理事が招致を拒否。更に、議論の中で立憲民主党・森山浩行議員が加藤勝信官房長官に詳細の説明を求めたところ、本人のSNSでの発言と官房長官の認識が異なる部分があり、官房長官は高橋内閣官房参与の発言について「わからない」を連発。 立憲民主党・日本共産党の野党2党が退席することとなった結果