『「社会のゴミ」と言われたボクだからわかる『人生を変えるコツ』』(小川泰史著、KADOKAWA/中経出版)とは、ずいぶん過激なタイトルです。しかし実際のところ、過去の著者は本人のことばを借りるなら「ろくなものではなかった」のだといいます。 セールスをすれば成績はビリ、最悪な人間関係、上司に暴言を吐き、机を蹴飛ばし、3度の大きな交通事故を起こした挙句に会社内で騒動を起こしクビ。その後も、自殺未遂、借金、離婚と、人生で経験したくないことの多くを経験しました。(「はじめに」より) だから、本やドラマに出てくるようなサクセスストーリーはすべて嘘で、小さな話を大きくしたり、大げさに話しているだけだと思っていたそうです。そんな話だけでも、当時の著者が負のスパイラルに巻き込まれていたことがわかります。そして、そのダメさ加減が、「社会のゴミ」とまで言われた由縁だというわけです。 ところがその後、さまざまな