皆さんは日頃から本を読んでいるだろうか? 速読術を学んでもっと多くの本を読みたいと思っている? 多くの本の中からどの本を読めばいいのかわからない? 内容が難しくて最後まで読めない本が多い? 英語の本にチャレンジして挫折したことがある? 最近は、速読法など読書法に関する本、とくにビジネス書の読み方に関する本が多数出版されている。その中でも今回紹介する加藤周一著の『読書術』は1962年に出版されて以来のロングセラーで、ある意味、この分野の古典と呼べる一冊だ。私見だが、すべての読書人は一読しなければならない本だと思う。 本書は50年近く前の本ではあるが、書かれてある内容は驚くほど新鮮で、現在でも通用する読書術だ。その理由は、本という姿形が50年間変わっていないことと、知識を得るためのメディアとしての本の価値は現在でも変わっていないことであろう。 何十年前の書籍でも「面白いものは面白い」と実感する