私の職場では、Mac DTPのラインとWindows DTPのラインがある。広告代理店やいわゆるデザイン会社を別にすれば、他社でも大方のところでは同様だと思われる。 Illustratorは別にして、文字組用のアプリではMacの場合、QuarkXPressかInDesignがほとんどだろう。国産のものは現在ではWindowsベースが多いと思うが、マシンとソフトが一体の専用組版システムの時代が長く続いた。 私の会社では、モトヤの専用システムを長らく使用してきた。XP版が登場するまではやはり一体のシステムであった。 モトヤに限らず、高価ではあるが日本の伝統的なルールに従って、大量のページもの組版を短期間に効率的に処理するためには、やむを得ないと考えられていた。また、クローズドなシステムであるが故にトータルなサポートを受けることができたことも大きな理由である。 しかしここ数年の流れを見ると、ソフ