半分のコストで2倍の成果を出す――。ソフトバンクは2015年頃、働き方改革で4倍の生産性を目指した。この目標達成のため、ネットワーク部門は内製ツールを開発したがうまくいかない。切り札になったのが「Ansible」だった。 「何もしなかったら、確実に破綻することが目に見えていました」 ソフトバンクは2019年4月にガートナーが開催した「ITインフラストラクチャ、オペレーション&クラウド戦略コンファレンスサミット」でレッドハットと共同で「ソフトバンクの取り組みから紐解くIT自動化ベストプラクティス」と題した講演を開催した。 ソフトバンクは2015年ごろから「Half&Twice」というテーマで働き方改革に取り組んでいる。半分(Half)のコストで2倍(Twice)の成果を出す。つまり4倍の生産性を実現しようとした。冒頭のコメントは、ソフトバンクのネットワークを管理する前田高尚氏の「Half&T