餃子の故郷は中国。中国東北部(旧満州)では、水餃子がポピュラーですが、「鍋貼」と呼ばれる日本における棒餃子や鉄鍋餃子に似た餃子も食されています。また、点心で人気の蒸餃子は華南が発祥の地と言われています。現在日本で親しまれている焼餃子の起源は、余った水餃子を焼いて食べたものだそう。餃子の歴史を紐解くとその歴史は古く、日本で最初に食べたのは水戸黄門で知られる徳川光圀公だと言われています。 地域の独特の食材や調理法で作られ、特製のタレで食されているご当地餃子。黄門様のように諸国を漫遊してその土地の餃子を食す、そんな旅の楽しみ方もいいかもしれません。 1.蘭州 モチモチ皮が絶品の水餃子 餃子は注文が入るごとにお母さんが棍棒を転がして生地から皮を伸ばし、クルクルッと餡を包み込んだ出来たてをいただくことができます。 モチモチの皮と餡のバランスがとっても素晴らしくて、タレをつけなくても美味しさが堪能